敏感肌のお手入れは化粧品の種類からスキンケア方法まで色々と慎重になってしまいますよね。しかし肌によいと思って続けていることも、逆に負担になっている場合もあるのです。年齢を重ねるごとに肌はどんどんデリケートになりますので、優しくスキンケアをすることが大切ですね。
では敏感肌の場合、どのようなことを避けるべきなのか、お手入れで注意したいポイントについて詳しく見てきたいと思います。
敏感肌がやってはいけないことは
- 間違った無添加化粧品を使うこと
- 肌に負担を与える
- 肌の働きを乱す生活習慣
- 色々な化粧品を使う
以上4つの点についてみていきましょう。
無添加やオーガニック化粧品は正しく選ぶこと
肌にいい化粧品を使うことはアンチエイジングや美肌ケアにとって欠かせない点ですが、敏感肌の場合はさらに意識してスキンケアをしないといけません。敏感肌には低刺激の化粧品がよいのは常識ですが、正しく選ぶのは意外と難しいことですよね。
最近注目されているオーガニックや無添加化粧品と呼ばれる刺激が少ないタイプの化粧品ですが、敏感肌にとっては理想的な存在です。でも注意したいのは「無添加」だから安心という間違った解釈なのです。
そもそも無添加化粧品にははっきりとした定義がなく、各メーカーで判断していることが多いようです。たとえば表示指定成分が無添加のもの、防腐剤などの特定の成分を使用しないタイプなど、無添加というのは幅広く理解されています。オーガニック化粧品も天然成分が100%のような印象を受けますが、表示されない成分などもありますのでまずは肌チェックをしてから選ぶと安心ですね。
肌に負担を与えるお手入れ方法は危険
肌にいい化粧品を使用しても、使い方を間違ってしまえば敏感肌を悪化させるだけ。敏感肌はバリア機能がとても弱いので外部からの刺激をいかに減らすかがお手入れの秘訣になります。例えば化粧水のパッティングをする時、何度も強く叩いてしまうと皮膚の毛細血管にダメージが加わりますし、摩擦によりバリア機能がさらに低下してしまいますよ。
洗顔時に肌をごしごしこすったり、冷たすぎる水、熱すぎるお湯を使って洗顔するなど、肌の負担は知らない間にどんどんかけていることがあります。とくに年齢が気になる40代、50代になると健康肌であっても一時的に抵抗力がなくなる場合もありますので、常に肌の健康管理をすることが大切なのです。
またヒリヒリするような化粧品など肌に合わない化粧品を使い続けるのも老化スピードを早める原因になるのでご注意くださいね。
生活習慣に潜む敏感肌に悪いこととは?
敏感肌はスキンケア以外にも肌に負担をかけないように注意が必要です。まずやってはいけないのが睡眠不足。睡眠中は肌のターンオーバーを活発にする作用がありますので、体が疲れているときほど睡眠時間をしっかりとることが大切ですよ。
家事や仕事で忙しい時はストレスもたまりますので、肌には決してよい環境ではありません。早寝早起きを1週間続けるだけでも肌の根本的な働きがアップしますので、乾燥が改善されたりハリが回復するなど様々なメリットが期待できますよ。
そして敏感肌がやってはいけないことは偏食。好き嫌いが多い人は肌に必要な栄養がバランスよく補給できない可能性があり皮脂線の働きやホルモン分泌にも影響を与えてしまいます。

化粧品をコロコロ変えてしまうのは危険!
肌にいい化粧品を購入したつもりでも使ってみたらそれほど効果がないということがあります。化粧品選びはとても難しいので失敗する場合もよくありますよね。しかし敏感肌が注意したいのは化粧品の本当の効果を実感しないですぐに別の化粧品にコロコロ変えてしまうこと。余計なケアは肌に負担がかかりトラブル原因になってしまいます。
肌は28日周期で生まれ変わっていますので、基礎化粧品の成分の効果を発揮するには最低でも1ヶ月はかかります。使ってみてなんとなく肌に合わないというタイプもありますが、使用感と効果と勘違いしてしまうのは大変危険なことです。
ハリの回復、乾燥肌の改善などは一日でできるものではありませんので、肌に優しく使えるタイプならばしばらく使用して効果を正しく判断してみましょう。毎回違う化粧品を使っていると肌に有効成分が馴染むまで時間がかかり効率が悪くなってしまいますよ。